わくまゆ好きのキチガイ武勇伝

998 名前:名無しがお伝えします (ワッチョイ 6215-IIok) [sage] :2019/05/04(土) 21:55:12.42 ID:EAgFSO1v0
>>149
お前の言うとおり、私は誠実でマメだ。
一本気で、曲がったことが嫌いで、困ってる者を見ると放って置けないタチだ。
自分でも嫌になるぐらいな。
だが同時に、それが私の欠点でもある。

うちの阿蘇の田舎では、「ニホンカモシカ」が頻繁に出る。
畑を食い散らかし、木の樹皮を頭の角で剥ぎ取る剥皮被害が後を絶たない。
シカの角によって無残に剥がされた木は、そこから腐朽菌が入って数年後には枯れてしまうんだ。

先日、車に轢かれそうな2匹の「ニホンカモシカ」を目撃した。
一瞬の出来事だった。
私は車を制止するために、気づけば無我夢中で道路に飛び出していた。
車は止まったが、クラクションを思いっきり鳴らされた私はカチンときて思わず叫んだ。

「お前には目の前の鹿が見えないのか!!」と。

運転手とはしばらく口論となったが、2匹とも車に轢かれずに済んだ。
親子連れのシカだろうか。
子供と見られる小さなシカは、私の叫び声に驚いて、とっさに道路脇の雑木林へと飛び込んだ。

しかし母親とみられる大きなシカは、平然と、まるで何事もなかったかのように、私を無視してゆっくりと雑木林の奥へと入っていった。

私にはその大きなシカが、なんだか倉〇慶〇のように思えて仕方なかったよ。