>>830
戦国の歴史のIFで、多く語られる内容がそれだね。
ただ、俺自身の見解では、信長が桶狭間みたいなバクチ的に武田軍と会戦をするとは思えないし、
それをやったことで討ち死にでもしない限り、織田の軍勢が完全に敗れ去るとはどうしても思えないんだ。

織田軍崩壊があると仮定したら、こんな感じの前提条件がある。
・信長が気が触れて、武田軍と一大会戦をやった上で、討ち死にする。求心力を失った織田勢が瓦解。
・今まで慎重に慎重を重ねて勝ち戦をしてきた信玄が、突然“上杉謙信”並みに豹変して、退路をかえりみることなく一気呵成に濃尾平野へ進軍する。
・周辺の諸大名や宗教勢力(朝倉、浅井、一向宗、足利、毛利)が、足並み乱れず信玄に呼応して、織田軍を打ち破る。

実際のところ、信玄の勢力伸長は着実で堅実なるがゆえ、急拡大はないと観る。
越後と上野にいる上杉勢の動きも無視はできないものがあるし。
兵站の心配がある上、歴史の動きの中で金銭を蓄え、鉄砲などの物品を豊富に揃え、兵農分離をほぼ実現できている信長に長期戦でも勝てるかどうか…。
信玄としては、北には軍神の存在あり、西には政略に長けた天才あり、悪い時代に生まれ合わせてしまったという感じだな。