>>598
(家康)
よいか秀忠。我が父広忠は家臣に殺された。祖父清康も家臣に殺された…。
政宗、正則もさることながら…まず足元に気を付けよ。
(秀忠)
恐れながら…徳川家譜代の家臣、謀反を起こすような不届者はございません…!
(家康)
兄、秀康はどうか…?
(秀忠)
なんと仰せられます…!?
(家康)
秀康は秀吉公の養子じゃ。そのために、世継ぎの座を弟のそちに取られ、内心鬱屈したものがあろう…。儂が淀殿であれば、まず秀康を味方に引き入れ、秀忠を討たせる…!
(秀忠)
…はぁぁぁぁ…
(家康)
…そうはならぬよう、構えて秀康を大事にしろ。
ゆめゆめ、粗略に扱ってはならぬ…!
兄弟で天下を争うことあらば、儂は成仏しかねるわ…!
(秀忠)
お言葉、肝に命じまする…!