公家一統と言っても、武士の存在自体を否定しているわけじゃないし、
平安期のような朝廷の番犬としての武士なら、これが存在することは、
後醍醐にとってむしろ歓迎すべきことなんじゃないか?
ドラマ中でも、後醍醐が義貞を“古風な武士”として称賛している場面があるけど、
これは要はそういうことでしょう。

あと後醍醐と尊氏は、個人的な関係では相思相愛でも、政治理念がまるで違うから、
遅かれ早かれ破局を迎えるのは時間の問題だったと思う。