>>199 より続き

慶喜は屋敷で島津斉彬に会っている。直子も同席。この作品の直子って、とても知的で教養のある女性として描かれており、
斉彬とも対等な会話をしている(斉昭ともそうだったけど)。何か大名家の奥方と言うより、ヨーロッパの社交界のサロンの
女主人でもできそうな感じである(社交界を知らないけど)。

それで面白いのが、島津斉彬を立川三貴がやっていること。立川三貴は悪役をやることが多い俳優で、えっ!この人が斉彬?
と思った(斉彬は名君のイメージが強いから、今の感覚で言うと、悪役タイプの人はやらないと思う)。

で、場面は江戸城の老中たちで、アメリカからのプレゼントを見て感心している。鉄砲が後ろ込めだとか(この時点で日本で
はまだだったのか・・・)「鉄の線で連絡が出来るという事だ」とか(多分電話のことだと思う)。しかし日米和親条約を結
んだことで、日本中不満で、阿部は、各藩や、朝廷の意見をきいたことで、寝た子を起こしてしまったようなところがある
(ナレーションのれんも、条約を結んだことで「外には弱く、内には強い」と大騒ぎだったと言っている)、と言う。それで
も「日の丸」を見ながら「新たなる船出と思う事じゃな」と言っている。

続きます