第27回「幕政改革」より

慶喜、春嶽、板倉、大目付(テロップは出たのだが追いきれなかった)で生麦事件の対応を協議する。異人を斬った後始末をし
ない薩摩に腹を立て、軍を出動させるべきとか、下手人を引き渡すよう書状を送ろうとか、いろいろな案が出ている(しかも久
光の予想通りで、薩摩藩は幕府に届け出をしていたが、それについて外国奉行は何もしていなかったという事で幕府にも手落ち
があった)。ここうまくまとまらないのだが、どの案もそれなりに一理あり、私がこの中にいても、どの案を選べばいいか分か
らないと思った。こういう場合、下手なドラマだと、ものすごく馬鹿な意見とか馬鹿な人とかが出てくるケース(テンプレ通り
の悪人みたいな)もあるが、この作品だとそういう悪役のための悪人みたいなのがいないのがいい。

慶喜は春嶽に紹介された横井小楠に世界の情勢、政治に関してのレクチャーを受けている。慶喜はそれに納得しているが、それ
を作り上げるのは大変だと思っている。それで幕政改革に手を付けることになり、参勤交代は3年に一度にして、その浮いた分
で軍備の増強とか、人材登用とか、海軍を作るとかやろうとしている。

続きます