悲劇的な最期を迎えた姫や夫人、激動波乱の人生をおくったヒロインの容姿を
美しく書いてさらに劇的にっていうのは希望的志向、思考だな

巷にあふれる 「○○は美女だった」 「美男子だった」とかいうハナシも
古文書類や書状や当時の日記でそういうことが書かれてることは少ない
女性なんて人に目にさらされる機会は極端に少なったわけだし
多くは後世の創作や想像の伝聞のまた聞き書きのようなもの

で、そういう創作でも何十年何百年にわたって踏襲されていけば
「もっともらしい」ようになり「通説」に成長し一人歩きしていく

まあでもきちんと育って日にもあたらず化粧もできて身だしなみ整え
侍女にかしずかれている生活をしてる女性は、一般庶民より綺麗なものだろう