ちょっと昔は良かった―たちさ、政治ドラマとか骨太大河、本格歴史大河って何なんだよ?
ちゃんと定義してくれないかね。

歴史的な根拠をもたない恋愛模様が重要な一つの軸となる大河は外れるとすると、イネとのヘンテコな三角関係に尺とった花神や、
おここ命の信玄、茜おっかけの草燃えるなど、昔は良かった―たちが重厚大河の代表にあげる大河群も立派な「スイーツ大河」ではないか。
反対に、ムダな恋愛話などひっとつもなく、ひたすら時代相と人物の核心に迫ることのみを追求していった、お前らがもっとも憎む(反日)平清盛は、
(昔は良かった―と同じく)フィクション、ファンタジーがあっても、それこそ政治ドラマ、本格歴史大河となるではないか。

真田丸も上がっていたが、たとえば秀吉を政治面から総合的に描くのではなく、介護士信繁から見た秀吉というふうに、切り口を限定している
(朝鮮も仮装大会で終わり)。こういうのを政治ドラマとはさすがに言わないだろう。おんな城主も初めから政治劇を目指した大河ではない。
(だから悪いと言っているのではない、念のため)。

結局、昔は良かった―は政治ドラマで本格歴史大河。理由は昔は良かった―から。それ以上のことをなーんにも語ってないんだよ。昔は良かった―たち。