>>592
よく「天下泰平で軍備を怠ってたのがよくない」とか言う人がいるけど、
同時期のフランスなんてイタリア戦争以来軍備縮小してるからね
過大な軍備持ってたために政府が産業育成に振り向ける予算がなくて
フランスは一流国から転落しかかってた
おかげで独仏戦争には負けるけど、凄まじい勢いで産業資本と金融資本形成が進んでたので
賠償金は数年で返済してしまい今度は軍備過重のドイツ大あわて

しかも大藩でも財政は軒並み負債が収入の2倍を超えてて、
銃砲購入どころか藩士の解雇も不可避になってるし農村は窮乏のどん底だからね
慶応2年ごろからせっかく出超だった貿易が銃器輸入で入超になったのを見ると
各藩ごとにバラバラに揃えた銃器なんて実に無計画でムダなもんだと思うね。
実際、先込め銃は明治7年でお払い箱、制式銃のベースになったシャスポーなんて
所有してるのは旧幕くらいで少数派だったわけだし