0860日曜8時の名無しさん
2018/12/06(木) 17:08:08.74ID:t6xn9N8W久光と海江田、静岡でふきと暮らしていた慶喜、従道と糸たち家族は、思い思いにその死を受け止めた。
『龍馬とよろしくやってるか、西郷どん』
勝は、夜空を見上げてつぶやいた。
大久保は、西南戦争が終結した翌年、馬車で赤坂仮御所へ向かう途中に暗殺された。
その手には、隆盛からの書状が握られていたという。
『国を一つつくるというのは、全くえらかことじゃなぁ。じゃっどん、こいでなんとか出来上がる事じゃろう。
あと百年、百五十年経ったらどれほどか、ましな国になる事じゃろうなぁ。』
天を敬い、人を愛した男の一生であった。
【完】