>>622 2ページ目

>それだけでなく、王道と見せかけて実は痛烈で斬新でもあるんですよね。『なつぞら』とはある意味で真逆で、もっとおそろしい
と思う。

>泰樹は孫の嫁としてなつを手元に置こうとして、大失敗しました。
> 結果、なつの生み出した夜明けをアニメで見て感激していた。
>そういうおじいちゃんが失敗しつつも、理解して手放すことで、ハッピーエンドを迎える。そういう話でした。
>あのドラマの男性は妥協しつつ、わがままを通さず、女性に対して譲歩し分かり合えたからこそ、素晴らしい何かを得ていたわけ
です。

>教訓としてうまい。北風と太陽の太陽です。「#HeforSheだべ。こうすれば、なまら素晴らしい世界になっぺよ!」
>そういうメッセージが全ての視聴者に伝わったのか?いや、そうでない人もいると。
>「何いうとんねん。女のわがままに付き合わんで昭和はうまくいっとったでぇ〜」
>そう伝わらんかった人を、容赦無く追い詰めるような残酷さが本作にはある。

「なつぞら」でハッピーなのはなつだけだし(他の女性には厳しかった)、そもそもあれは「昭和」じゃないので、「女のわがまま
に付き合わんで昭和はうまくいっとったでぇ〜」なんて思う人はいないでしょう(昭和を知っている人には「なつぞら」なんて夢物
語でしかない)。