ズバリ、「全国統一実現後の信長の野望、朝鮮出兵の阻止」である。
戦国の争いではいわば領地の奪い合いである。家臣への報償としても領地が与えられた。
すでに平安、鎌倉期で配下の武士に与える領地は不足していた。
増大した兵隊を養うためにも、また新たに互いの争いを生じさせないためにも
次の目標、緊張、活躍の場が必要である。国内50万という兵力、ヨーロッパ全体に匹敵する数の鉄砲の使い道。
指導者としては、海外への進出を考えるだろう。
光秀は信長の重臣であるため、もくろみを知らされていた、知っていた可能性も高い。
すでに責任者として計画を命じられていた可能性もある。
これまで平和の実現のために信長に仕えてきたが、麒麟が来るどころか、
まだ戦乱が続く、海外まで巻き込む、と失望することだろう。
こうしてやむなく本能寺の変に至ったのだ・・・と。
これだと大義名分もあるし、主人公としてのイメージをおとしめなくて済む。
何より、日本が悪い、というニュースばかりで中国、韓国に忖度ばかりするNHKがやりそうなことだ。
史実では、天王山の戦いでは光秀と秀吉は会話を交わしていないが、
ドラマだと大義名分として光秀に「戦を朝鮮、中国に広げたくない」などと語らせるかもしれない。
でも、悪魔みたいな信長は進言を聞き入れませんでした。
アホな秀吉はせっかく光秀が阻止した朝鮮出兵をその後実行してしまいました・・・などと描くかもしれない。
これで、信長と秀吉と日本は侵略者。朝鮮と中国は被害者。
今回ドラマの主人公光秀は阻止しようとした良心の人。
でも、アホと日本が結局やらかしてしまいました。となる。  合掌