DSM-IV-TR[1]では、依存性パーソナリティ障害を、「過剰に面倒をみてもらいたい(構ってもらいたい)欲求があり、まとわり付く行動を取り、分離することを恐れる」ことと定義する。また、依存性パーソナリティ障害と診断するいくつかの指針を示している。

他者からの過剰のアドバイスがなければ、物事を決定できない。
責任を負うために、他者を必要とする。
他者からの賛同を失うことを恐れ、反対意見を述べることができない。(この恐怖は、現実的な評価を超えたものである)
自ら物事を開始することができない (これは自信の無さに起因する)
他人からの保護を得るために、不愉快なことまでを行う。
自らを保護することができないという肥大化した恐怖により、精神不安または無力感を覚える。
他者との密接な関係が終わると、過剰に不安になり、保護を得られる新しい者を探しだす。
保護してもらえなくなるという非現実的な恐怖に囚われている。