>>905
 小檜山氏がretweetしている内容は、軍艦島の際に日韓が一旦合意したのにユネスコでの最終採決の際に韓国がグダグダ言い出した事実や、下記論文への評価に言及していないものばかりですね。

李宇衍「戦時期日本へ労務動員された朝鮮人鉱夫(石炭、金
属)の賃金と民族間の格差の問題」(PDF注意・ht○tps:/○/catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1807618/p063.○pdf

 李宇衍氏は韓国内の保守派(というか親日派?)で、最近では日本の「ネトウヨ」のよりどころになっている人物であり、上記論文でも

 【『賃金は支給されないか、きわめて少額に過ぎなかった』という先行研究の主張は実証により裏付けられないということを確認した。朝鮮人炭・鉱員の賃金は日本人の賃金とそれほど大きな差はなく、
 当然先行研究において主張されるような「賃金の民族差別」があったということが言えないことを本研究は示した。
  加えて、朝鮮人と日本人の間の賃金格差が戦時期に縮小したということを示唆する研究と資料があり、戦間期に比べ戦時期に格差は縮小したということを示す事例があり、
  この論点と関わり研究を進展させるためには企業のレベルでの資料が公開されることを待つしかない。】

  というように述べていますが、これに続けて

 【先行研究は賃金のうち強制貯蓄として差し引かれた金額が非常に大きかったと主張したが、だとしたら貯蓄金は朝鮮人に公平に支払われたのかどうかが問題であろう。
  また、朝鮮人の朝鮮にいる家族への送金はまともに家族に送られたのかどうかも明らかにしなければならない。
  朝鮮人に支払われた賃金を考慮するとき避けることなく、答えるべき問題はこれらの問題であるにもかかわらず、未だに本格的な研究は行われていない。筆者が今後取り組む研究課題がまさにこの点にある。】

  とも述べており、結論の妥当性を判断する能力は私にはありませんが、一読して「ネトウヨ」御用達の「トンデモ論文」といった水準に止まるものではないように思います。
 このような研究に言及することなく、ほぼretweetのみで自分自身ではほとんどtweetしないで印象操作に走る人間が「歴史系ライター」を自称していいものか、興味深いところだと思います。