三谷が各登場人物を多面的に描くのは長所とは思うが
今回の頼朝は難しいね
元々のタチと御家人の御し難さで非情な面があるけど彼なりの善意がある
この基本路線自体はいいと思うし好き
今回は頼朝がちゃんと背景もあって上で弟をかわいがっている面があるっていうのも三谷の描きたかった頼朝像だろうし(王様のレストランから察するに)
それもこのドラマの魅力になっている
ただ途中から綻びが大きくなりまた非情な頼朝と弟をかわいがる面との折り合いをうまくつけられなくなっているような
非情に描こうとしたり、義経との決裂では頼朝は悪くないということにしようとして襲撃は里のせいによる義経の誤解にしたり