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>直子は、武志と真奈を励ましただけではない。大事な愛に気づきました――。
>と、綺麗にまとめてもよいのですが、めっちゃ怖くて、ゾッとした視聴者もいるとは思うのです。朝ドラ豪速球デッドボールは健在
>やで……。

>そこで問題提起です。それは何か?布袋側の視点です。
>これは彼の目線からすれば、なんやわけのわからんうちに別れを決められたことになりますよね。
>しかも、自分としては【理論武装した正論】に、なんかちゃうとお気持ちで思われて、別れることになっとった。なんや掲示板や
>SNSで見るような【お気持ち】で団結して勝手にこちらを排除してくる女ども……って図式になりかねないわけです。

>でも……せやろか?ほんまに布袋は【理論武装】できていたのか?
>過剰に骨髄移植を恐れる【お気持ち】が根底にあって、それを理論でコーティングしていなかったか?
>その結果、直子の【お気持ち】を軽んじていた部分はありませんか?

>男だろうが、女だろうが、【理論】も【お気持ち=感情】もある。
>勝手に男脳、女脳、男は解決脳だの、右脳だの、ようわからん古いことを言うてるだけやないの?

>3月ということもあり、思い出すのです。
>震災の避難所で、妻子の分まで配給おにぎりをむしゃむしゃ食べてしまっていた男性のことを。これは阪神淡路大震災でも目
>撃談がありました。

>あのジョーだって、喜美子と直子がポン煎餅すら食べられない中、酒を飲むカスっぷりを見せていたわけでして。
>日本人だからとか。こいつが特殊だとか。そういう単純な話でもありません。
>世界各地の被災地や貧困家庭で見られる現象です。
>タイタニック号という【例外】が有名になりすぎて誤解がありますが、事故や災害でも批判成功率は成人男性が最も高く、女
>性や子どもは被害に遭う確率は高いのです。

>支援団体はそれを防ぐために知恵を絞っています。女性や子どもにどうやって物資を直接届けるのか?
>それだけではなく、女性や子どもに学業やスキルを教え込み、給付だけではなく稼げるようにするとか。
>布袋のことから話が大きくなりましたが、こんなときだからこそ、考えんといかんことはあるのです。

>目の前の危難をなんとか乗り越えたのに、離婚届が待っていた。そうなってええんか? いかんでしょ。
>ピンチの時こそ、相手の不安を抱える【気持ち】を考えたい。【理論】で【お気持ち】粉砕したとSNS投稿しとる場合やないで!

>鮫島は、あのアホさがええやんな。顔もええけど、思いやりはいつもあって。直子探して走り回ったり、うな重頼んだりしてくれました。
>気持ちに寄り添うことにかけては、賢いだけの布袋では追いつけないものがある。ほんでこういう男こそ、ピンチの時に助けてくれたり
>するものなのです。

>鮫島ぁ、お前が必要や!何がしたいのかとかなんとかいう、そういう外野は無視やで、無視!
>これはおっとろしい問題提起だとは思います。病気や災難そのものも怖い。
>それだけではなくて、そこで人を粗末に扱ったからこそ、思わぬ落とし穴に落ち込むこともあるのです。
>この状況を狙ったわけではないでしょうが、なまじ、深く丁寧に作っただけに、いろんな問題提起がある力作になっております。

わたし ドナー登録&骨髄提供を体験しました【スカーレット特別寄稿】
↑まーた >>74 のリンク(何度つけてんねん!)

続きます