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>さりげなく、駒に市まで一緒に来るよう頼みます。そのうえで、あとをつけてくる者がいるが、振り返らないようにと
>念押しして、逃走開始!

>この逃走場面が、なかなか味があります。2年前、西郷どんが山の中を無意味に走る場面はいい加減にしろと毒づいた
>ものですが、今年は違います。
>走る場面を通して、当時の町を生きる人々の生活を映す。
>竹を倒したり、手押し車を使うことで、おもしろいアクションとして見せてくる。
>エキストラや小道具の用意だけでも手間暇かかるとは思います。
>でも、こういうところで手抜きをすると時代劇はゆっくりとダメになってしまいますからね。すごく短くてどうでもよさ
>そうな場面だけれども、私は嬉しくてたまりません!

>それというのも、数年前の新春時代劇を思い出したから。
>街の中を描く場面で、人はろくにいないし、車や馬が全然出てこない。太秦映画村を空っぽのまま映しただけのような、
>まるでゴーストタウンでした。
>NHKの新春でこれって、もうこのままでは時代劇は滅亡するのではないか。そう思うと、新年早々どす黒い気持ちに沈
>んでいったものです。

>美男美女が主演だろうが、それだけではドラマは回りません。『タイムスクープハンター』も終わったし、もうダメな
>のかと、悲しくて悲しくてたまらなかった。
>でも、今年になって、やっと底から這い上がってきていると思えます。『柳生一族の陰謀』もよかったことだし。

「当時の町を生きる人々の生活を映す」とか「エキストラや小道具の用意」ってどの大河ドラマでもやっていると思うん
だが。「竹を倒して逃げる」とかいうのも、時代劇にお馴染みのシーンだと思う(「大岡越前」や「水戸黄門」でたくさ
ん見たような)。

それと「数年前の新春時代劇」って何を指しているのか不明だが、「新春時代劇」って普通「テレビ東京」でやっている
ものを言うと思うんだが。恐らく武者氏の言いたいのは「NHKの正月時代劇」だろう。

それで武者氏の場合、好きなドラマなら大道具小道具が良く見え、嫌いなドラマなら逆になるだけなので、いつもながら
意味のない文章である。