新書『応仁の乱』で話題の室町時代は『動乱の時代』として知られている。
しかし、壮麗な『金閣』が造られ、能や狂言で知られる『北山文化』が花開いたのもこの時代。今回の主人公・3代将軍足利義満は、50年以上対立していた南北朝を合一し、戦乱のない『室町の黄金時代』を築いた。その過程で、武家と公家の頂点に君臨した義満は天皇の位を狙っていたと言われてきたが、最新研究でそれが覆されつつある。義満の真の狙いとは?