イケメンというと西行。役割は主に4つ
・清盛の北面以来の友人、助言者
・和歌の道の大家
・宗教者(遁世後も現世との間を行き来する生臭の面も)
・清盛とその時代の証言者(平家サイド。王家サイドは堀河、源氏サイドは弁慶)

演技派とは言われていない?藤木氏。「和歌詠み」こそ危なっかしかったが、
上記4つの役割を魅力的に演じたと思う。とりわけキーマンとなった終盤が素晴らしい。
最終回は彼無くして成立しなかったほど。清盛を慰撫し餞の言葉を贈るシーンと、
バトンタッチを見届けて満足した表情で(ニヤリが彼らしい)自作の名歌と銀猫エピと共に
スタイリッシュに退場したシーンは忘れがたい。
その藤木氏は西郷どんでは阿部正弘を演じる。早々に退場しそうなのが惜しい。