>>293
ちと違う、だいたいこんな感じ

俊「吉之助さぁは国許にまでもどっちょきながら、主君に顔も見せんじゃったち久光公はお怒りでごわんど。」

吉「じゃとどん、あん折は・・・」

俊「言い訳は聞かん、久光公は君命に従わんかったら、斬ってもよかとまで仰せられたとじゃ。ないごてオイが使者に立てられたか、わかっちょっはずじゃ。
黙ってオイと帰国しやんせ。」

吉「しゅんさいー・・・」

俊「戻らんとなら君命じゃっ、おまんさあを斬ってオイも死ぬ。(俊斎、刀を抜く)」

吉「そいも仕方がなかぁ・・・」

俊「(刀を鞘に納めて)吉之助さぁ・・・、オイもお国の為に、おまんさあと一緒に戦った仲でごわす。じゃっでオイはおまんさあを斬れん。
(土下座して)頼んもんで、久光公に詫びてくんやんせ、吉之助さぁ。
久光公も吉之助さぁが頭を下げてくれたら、腹の虫もおさめてくれもんそ。
久光公も御祖先代々の御藩主に申し訳がたたんとでごわす。
(土下座して)頼みもす、こんとおり。」

吉「わかったー・・・」

俊「(土下座して)すんもはん。」