8月半ば、西郷軍が延岡の近く、俵野まで落ちて行くと、
いきなり民衆たちが食料を持って馳せ参じて来る。
西郷を世直しの神様と称え、拝むがごとし勢い。
薄汚れた、いかにも貧しそうな民を見ながら、
ニコニコとほほ笑む西郷は、どこぞの国の将軍様に見えて来て、
いささか不気味ではある。
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