>>249
平安時代当時の状況がわかり、このドラマが作られたのも、
藤原実資の記述した「小右記」の詳細な記録に負う所が大きい。

今までのドラマの中で、藤原兼家たちと花山天皇外叔の藤原義懐たち、
藤原道長派と中関白家藤原道隆派など、様々な対立基軸の中で、
藤原実資はどちらにも属さず中立の立場で、比較的に客観的な意見を述べている。

こういうドラマの中に、「進行役」「語り部」「調整役」に相当する人が
出てきたりすることもあるが、「狂言回し」という言い方もすることもある。
藤原実資がこの狂言回しに相当するようにも見える。