>>916
洋泉社歴史新書yの「関東戦国全史 関東から始まった戦国150年戦争」という本を読むと、
上杉謙信は全然義の人っぽくない
人の弱みにつけこんで「関東管領の地位をよこせ」と要求したり、同盟を結んだのに全然援軍を送ってこなかったり

映画「天と地と」だと、上杉謙信は上洛にあまり興味がなく武田信玄の方が上洛を狙ってるように描かれてたけど
その本によると、謙信自身は上洛する気満々で、特に足利義昭から救援要請があった以降の謙信の戦いは、
ほとんど上洛のための戦いだったみたいな印象すら受けるんだよね

反対に武田信玄の方は、渡邊大門氏の著作によると、当初上洛する気はまったくなくて、遠州侵攻以降に足利義昭から
上洛を要請する手紙が届いて、「困惑している」と書かれた手紙が残っているとか
史料を読み解くと遠江三河侵攻も、今川領攻めで家康へ不信感を持った信玄が最初から家康をターゲットにしてる可能性が
高いそうな
時代考証担当の平山優先生の「三方ヶ原合戦」についての著作は読んでないけど、今回のドラマでは信玄と家康の関係を
どう描くんだろうか